
視覚に訴えるアナログ的なデザインの重要性とは少し逆行した話になりますが、人とは刺激と同時に安定を求めるものです。割引券を発行するときにはこのことにも気を配る必要があると思います。人は良くも悪くも予測をして期待を持ちます。このこと自体は悪いことではないのですが、その期待感が現実を上回ったときに問題が生じます。
例えば投資目的の不動産などを挙げれば分かりやすいでしょうか。人気の土地に投資目的の物件を購入して、購入当初は上昇曲線を描いていたものは、その後も上昇を続け、自分が転売する際には更なる高値になっているに違いないという勝手な期待感が発生してしまうことがあります。
しかし現実には上昇したもものの期待したほどでは無かった場合、実際にはプラスの利益分が発生しているにも関わらず落胆してしまうという理不尽な状態になってしまいます。プロ野球のドラフトやトレードなんかでもよくある現象ですね。こういった例はその対象となる商品やサービスが斬新であればあるほど発生しやすくなります。
実は斬新なものはすぐに飽きられ、時代劇やヒーロー物にあるような予測の立てやすいものほど長続きするものなのです。同様に過度な期待感を抱かせる斬新なサービスも飽きられてしまっては更なる斬新なサービスを提供しなくてはならないかもしれません。そうして割引率を上げて利益を圧縮してしまっては本末転倒です。
このためには同じ商品やサービスには一定のサービスを提供し続けることが重要です。一時的なカンフル剤としての目を引くようなサービスを提供するものはそれに見合うものである必要があります。例えば在庫処分であったり、新商品のアピールであったりです。定番商品で大きな割引率を短期的に展開することはあまり得策ではありません。
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